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サンダンス・トラックテック フロントサス 試乗レビュー

Published | 2021年12月27日  Photo | --

前から気になっていたのですが、特に最近、走るたびにフォークにオイル汚れが目立ってくるようになったなぁと気になっていたので、行きつけのバイクショップに診てもらうことに。するとシール類が弱ってるのでオーバーホールを検討してもよいのでは、と言われ、確かに3万キロを超えているしな…と、お願いすることになりました。

オーバーホールだけはもったいない

購入当初は鬼の2インチダウン。キツかった。

当初はオーバーホールだけお願いしようと思っていたのですが、現在僕はフロントフォークを1インチダウンして乗っており、その乗り心地がやや気になっていました。購入時は2インチダウンでしたが、さすがに乗り心地が悪かったので1年前に1インチダウンに戻したのですが…。そこで今回のオーバーホールと一緒に、ローダウンをやめてノーマル長に戻すことに。と、そんなときについついやってくるカスタムの虫…。

「どうせノーマルに戻すなら、気になっていたサンダンスのトラックテックを入れるのも、面白いのでは」と、思ってしまいました。ショップに聞いてみると「もちろん、取付可能。オーバーホールの際にやるのがいいでしょうね」と、背中をガンガンに押してくるわけです笑

サンダンス・トラックテック

サンダンス・トラックテック・マルチレートフォークスプリング

このサンダンス・トラックテック、以前より気にはなっていたのですが、リアサスと違って自分では交換できないのと、ローダウンした姿が格好いいと思っていたので、手を付けていませんでした。ただネット等の評判がすこぶる良いのと、知人が取り付けて「すごく良くなった」と言っていたこともあり、ずっと気にはなっていた商品。

その性能は折り紙付きだと思うのですが、一方で価格は良心的で3万円程度です。オーバーホールを入れると、そこそこの金額になってしまうのですが、オーバーホールの機会もあまりないので思い切って注文することにしました。

装着・試乗

装着後にフォークボトムケースに貼り付けられたシール。空気圧やオイル粘度と容量が記載されます。保証書代わりだとか。

今回は、ショップにホイール交換と共に依頼しました。オーバーホールとともに組み込んだのと、以前がプログレッシブ製のローダウンサスだったので、乗り心地はかなり変わるのだろうな…と、思います。もちろんですが、装着しても見た目は変化がありません。唯一の変化といえば、フォークボトムケースにサンダンスのステッカーが貼り付けられるくらい。

トラックテックを装着しての試乗。

さて、さっそく試乗です。ショップから10kmほど走ってみましたが、まず感じたのは3点。

乗り心地

以前は道路のギャップや凹凸があるたび、ガツッという衝撃があり、これが結構不愉快でした。しかし、これが見事になくなり、ズムゥとサスが吸収しているのを感じられるようになりました。乗り心地は格段にアップしています。昨年、リアサスを大阪にあるTrampさんの「Mono-RT」に変更した時よりも、さらに効果を感じられました。

ブレーキング(フロント)

これはサンダンスのウェブサイトなどにも書いてある「フロント7割のブレーキング」ですが、まさにその通りでかなりフロントブレーキを引いても沈み込みすぎず、また怖くなくスッと止まることが出来ます。気づくといつの間にか、僕も7割フロントブレーキになっていました笑。全体としての制動距離もかなり短くなっているはずです。

コーナリング

めちゃくちゃ曲がります笑 というより、怖くなく倒せるようになった気がします。ショップの方曰く、路面への追従性能がかなり上がっているので、乗り手は不安なく倒し込んでいけるのだとか。まぁ僕の場合、以前がローダウンサスだったので余計に差を感じるのだと思いますし、そもそも僕は運転が下手なのですが、そんな僕でさえコーナーが楽しくなりました。

総評

評判が良いのも頷けます。運転がうまい方だけではなく、僕のような下手な人間でさえコレほどの変化を感じられるのですから。足回りのカスタムではダントツに、コレまで変更したものの中で変化を感じました。リアもサンダンスさんのサスに変えてもいいかなぁと、そんな気さえしましたね。

暖かくなったら、早く峠に行きたいですね!笑

安定性もアップしているとショップで聞いたので、次回は高速も走行してみたいと思います。