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スクリーミンイーグル「スラッシュダウンマフラー」に交換

Published | 2021年6月21日  Photo | --

2018年にFXRSを購入して以来、現在3代目のマフラーである「スクリーミンイーグル」に大満足だった私。ただ形状がテーパードタイプであったことと、ヤフオク格安品だったためかなりボロかった(ヒートガードでごまかしていました)ため、気にはなっていました。特に気になっていたのは、スラッシュダウンタイプのスクリーミンイーグルですが、新品は9万円くらいするし、ヤフオクなんかでも4万円前後で取引されている模様。そこまでして欲しいとは思ってなかったんですが…。

ジモティで良品を格安発見

半ば諦めて…というか、特に欲しいと思っていなかったのですが、先日なんとなく「スクリーミンイーグル スラッシュダウン」でgoogle検索してると、出ました。ジモティで20,000円で出品されているではありませんか! 「え? ほんとに?」と思って、早速内容確認してみると…想像以上の良品。大きなガリ傷やサビもなく、メッキもきれいな状態の一品です。すぐ落札しました(笑)。

後日談となりますが、これまで付けていたマフラーはヤフオクにて1.5万円で売却できました。実質が数千円で、マフラーをゲットできたことになります。う、嬉しい。

そもそもスクリーミンイーグルとは?

純正マフラーの内、主なものをまとめてみました。見てみるとスクリーミンイーグルは、スクリーミンイーグルⅡと純正マフラーのちょうど中間、また北米マフラーより少しうるさい(パンチアウトで言うと8mm〜12mm?)といったところでしょうか。
参考:スクリーミンイーグル・トルクマフラーのレビュー

Name音量品番備考
純正マフラー93db
北米マフラー101db64707-08
SE・スラッシュダウン103db80493-07(単品では80516-07、80517-07)今回購入したもの。廃盤となり、現在は触媒入りの80678-08が出ている。
SE・トルクマフラー106db80068-0080493-07の前のモデルで、北米マフラーの16mmパンチアウトと同等品。
SE Ⅱ113db
※SE=スクリーミン・イーグルの略。音量はパインバレー社の記事より参照。

到着、取付!

購入翌日、さっそく商品が到着。開封してみると、想像以上にきれいな状態。これで2万円は安すぎるな…と出品者に感謝しつつ、取付を開始します。まぁスリップオンタイプなので、脱着は簡単。30分程で終了します。そして取り付け完了したのがこちら。

マフラー自体はかなりきれいでした。
従来のスクリーミンと比べて、少し全長が長いですね。かっこいい。

試乗レビュー

スラッシュダウンは見た目もいいですね! テーパード派でしたが、今はこっちがいいですね。

装着後、さっそく試乗をしてきました。どうせなら周囲が静かで、マフラーサウンドを聞きやすい時間帯…と、早朝4時に起床し、5時に自宅を出発することに。150kmほどを走行してのレビューとなります。

音量

まず「スクリーミンイーグル・トルクマフラー(= 北米マフラー16mmパンチアウト。以下トルクマフラー)」と比較し、かなり静かになりました。具体的にはトルクマフラーが106db、スラッシュダウンが103dbということなので、3dbの差。ただ体感は、数値以上の差を感じます。自宅周辺は住宅街でかなり気を使うのですが、これならかなりマシ(もちろん、まだうるさいとは思いますが…)。

音質

まずトルクマフラーより低音が効いています。これはマフラーの外径が大きいからでしょうか。低音+バババッという歯切れのよい音が交じる感じで、個人的にはかなりいい音に感じました。トルクマフラーも十分低音なんですが、音量が大きいからか、少々破裂音っぽい感じだったんですよね。では、動態に応じてのサウンド評価をさせていただきたいと思います。

アイドリング
全体的な音量は、圧倒的にスラッシュダウンの方が静かなのですが、アイドリングはスラッシュダウンの方が低音があるため、ゴーッという音をよく感じます。これは人によって、こちらのほうがうるさく感じるかもしれません。個人的には回転数を800回転くらいにすると、満足行く感じになりました。…が、とはいえゴーッと少々うるさいので、3拍子にしたくなりますね。

加速
圧倒的にスラッシュダウンがいいですね。トルクマフラーはややバリバリという轟音ですが、スラッシュダウンはよく調律された感じで、音が割れずババババババと心地よいサウンドで加速できます。加速するのが楽しくなりますね。

巡航時
静かめの音量のため、60km/h付近になると歯切れのよい音が聞こえづらくなり、低音のドドドドドッというサウンドが聞こえてきます。音量もちょうどライダーに聞こえる感じ。うるさいのと、風切り音で聞こえなくなるのとの間、ギリギリの音量と言ったところでしょうか。これは素晴らしいと思います。60-70km/h巡航は、トルクマフラーと変わらず楽しいですね(程よい音量になったため、長距離は楽だろうと思います)。

総評

適度で低音、ハギレも良い。さすがメーカーはハーレーのことを知り尽くしてますね。

試乗した直後は、その静かさから「いい!」と思い、また20kmほど走ると「少し物足りないかな?」とさまざまな思いが交錯しましたが(笑)、結果気に入っています。やはりトルクマフラーは106dbということもあり、かなりうるさかったですから。スクリーミンイーグルはジェントルサウンドだ、ネットなどではよくそういう表現を見かけますが、まさにそのとおりだなと思いました。

燃調について

これまでトルクマフラーの時は、キャブレターのスロージェットを#60、パイロットジェットを3回転戻しとしていましたが、これだと少し走行時にボコボコした感じが出ていました。濃すぎるんですね。ということで、今回はスロージェットを#52まで落としたところ、アフターファイアもほぼなく、走行フィーリングも良い感じとなりました。