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2018年にFXRSを購入して以来、現在3代目のマフラーである「スクリーミンイーグル」に大満足だった私。ただ形状がテーパードタイプであったことと、ヤフオク格安品だったためかなりボロかった(ヒートガードでごまかしていました)ため、気にはなっていました。特に気になっていたのは、スラッシュダウンタイプのスクリーミンイーグルですが、新品は9万円くらいするし、ヤフオクなんかでも4万円前後で取引されている模様。そこまでして欲しいとは思ってなかったんですが…。
半ば諦めて…というか、特に欲しいと思っていなかったのですが、先日なんとなく「スクリーミンイーグル スラッシュダウン」でgoogle検索してると、出ました。ジモティで20,000円で出品されているではありませんか! 「え? ほんとに?」と思って、早速内容確認してみると…想像以上の良品。大きなガリ傷やサビもなく、メッキもきれいな状態の一品です。すぐ落札しました(笑)。
後日談となりますが、これまで付けていたマフラーはヤフオクにて1.5万円で売却できました。実質が数千円で、マフラーをゲットできたことになります。う、嬉しい。
純正マフラーの内、主なものをまとめてみました。見てみるとスクリーミンイーグルは、スクリーミンイーグルⅡと純正マフラーのちょうど中間、また北米マフラーより少しうるさい(パンチアウトで言うと8mm〜12mm?)といったところでしょうか。
参考:スクリーミンイーグル・トルクマフラーのレビュー
Name | 音量 | 品番 | 備考 |
純正マフラー | 93db | — | — |
北米マフラー | 101db | 64707-08 | — |
SE・スラッシュダウン | 103db | 80493-07(単品では80516-07、80517-07) | 今回購入したもの。廃盤となり、現在は触媒入りの80678-08が出ている。 |
SE・トルクマフラー | 106db | 80068-00 | 80493-07の前のモデルで、北米マフラーの16mmパンチアウトと同等品。 |
SE Ⅱ | 113db | — | — |
購入翌日、さっそく商品が到着。開封してみると、想像以上にきれいな状態。これで2万円は安すぎるな…と出品者に感謝しつつ、取付を開始します。まぁスリップオンタイプなので、脱着は簡単。30分程で終了します。そして取り付け完了したのがこちら。
装着後、さっそく試乗をしてきました。どうせなら周囲が静かで、マフラーサウンドを聞きやすい時間帯…と、早朝4時に起床し、5時に自宅を出発することに。150kmほどを走行してのレビューとなります。
まず「スクリーミンイーグル・トルクマフラー(= 北米マフラー16mmパンチアウト。以下トルクマフラー)」と比較し、かなり静かになりました。具体的にはトルクマフラーが106db、スラッシュダウンが103dbということなので、3dbの差。ただ体感は、数値以上の差を感じます。自宅周辺は住宅街でかなり気を使うのですが、これならかなりマシ(もちろん、まだうるさいとは思いますが…)。
まずトルクマフラーより低音が効いています。これはマフラーの外径が大きいからでしょうか。低音+バババッという歯切れのよい音が交じる感じで、個人的にはかなりいい音に感じました。トルクマフラーも十分低音なんですが、音量が大きいからか、少々破裂音っぽい感じだったんですよね。では、動態に応じてのサウンド評価をさせていただきたいと思います。
アイドリング
全体的な音量は、圧倒的にスラッシュダウンの方が静かなのですが、アイドリングはスラッシュダウンの方が低音があるため、ゴーッという音をよく感じます。これは人によって、こちらのほうがうるさく感じるかもしれません。個人的には回転数を800回転くらいにすると、満足行く感じになりました。…が、とはいえゴーッと少々うるさいので、3拍子にしたくなりますね。
加速
圧倒的にスラッシュダウンがいいですね。トルクマフラーはややバリバリという轟音ですが、スラッシュダウンはよく調律された感じで、音が割れずババババババと心地よいサウンドで加速できます。加速するのが楽しくなりますね。
巡航時
静かめの音量のため、60km/h付近になると歯切れのよい音が聞こえづらくなり、低音のドドドドドッというサウンドが聞こえてきます。音量もちょうどライダーに聞こえる感じ。うるさいのと、風切り音で聞こえなくなるのとの間、ギリギリの音量と言ったところでしょうか。これは素晴らしいと思います。60-70km/h巡航は、トルクマフラーと変わらず楽しいですね(程よい音量になったため、長距離は楽だろうと思います)。
試乗した直後は、その静かさから「いい!」と思い、また20kmほど走ると「少し物足りないかな?」とさまざまな思いが交錯しましたが(笑)、結果気に入っています。やはりトルクマフラーは106dbということもあり、かなりうるさかったですから。スクリーミンイーグルはジェントルサウンドだ、ネットなどではよくそういう表現を見かけますが、まさにそのとおりだなと思いました。
これまでトルクマフラーの時は、キャブレターのスロージェットを#60、パイロットジェットを3回転戻しとしていましたが、これだと少し走行時にボコボコした感じが出ていました。濃すぎるんですね。ということで、今回はスロージェットを#52まで落としたところ、アフターファイアもほぼなく、走行フィーリングも良い感じとなりました。