Harley-Davidson, Travel, Gadgets, Tennis…
昨年10月に購入したSHOEIのフルフェイスヘルメット「Z-7」。そろそろ寒くなってきたのと、高速道路を使った移動が多くなってきたので安全と快適性を求めての購入となりました。そんなZ-7を被り続けて、この5月で半年。これから夏にかけてはジェットヘルメットを使用することも多くなるので、ここらでレビューをいたします。
もともと被っていたヘルメットは、Z-7と同じくSHOEIのJ.O。いわゆるジェットヘルメットでした。またフルフェイスヘルメットは、これまでバイクに20年乗ってきて一度も買ったことも無ければ、被ったこともありません(教習所くらい?)。
まず驚いたのが、Z-7の静かさ。ジェットヘルメットと比べて雲泥の差で、風切り音が激減していました。これならスピーカーつけて、音楽を聞いたり、ツーリング仲間と通話できるな…と思いました。
風切り音が減ったからか、ハーレーのマフラー音がよく聞こえるようになりました。特に巡航時のドドドドッという音が、ジェットヘルメットJ.Oと比べて格段に聞き取れるようになっています。ジェットヘルの時はビュービューと風の音がメインでしたが…。ただしノーマルマフラーなどは聞こえませんので、あしからず(汗)
何より軽い。バイク用品店でいくつも試着しましたが、かなり軽い方でした。実際、1日300kmくらい走っても肩コリや首の痛みはまったくありませんでした。あと僕の場合、頬が少し圧迫されたのでお店で調整してもらいました。通販も良いと思いますが、被り心地をきちんと調整したい方は少し高くてもバイク用品店で購入されるのが良いかなと思いますね。
これも購入時にわかっていたことですが、他のフルフェイスに比べて帽体はかなり小さいと思います。僕は顔が長いので、ジェットヘルなどをかぶるとけん玉みたいになるのですが、Z-7はあまり違和感がありません。
ダクトがいくつかありますが、正直あまり良いとは言えません。すこし前傾姿勢になれば風が入ってくるのですが、ハーレーの殿様スタイルでは全く以って風が入ってきませんね…。ま、シールドを開ければいいのですが。
これはフルフェイス全般に言えることですが…。
顔全体を覆うようなシールドを付けたジェットヘルメットって、なかなかシールドを開閉できませんよね。なので、スモークシールドなどをつけて走っていると、景色のいいところでリアルな景色の色合いを見ることができません。僕はそれが結構ストレスだったので、シールドやサングラスが嫌いだったのですが…。フルフェイスは、いつでもシールドを開閉できるのが最高です。トンネルを抜けたら絶景…みたいなときも、さっとシールドを開けて景色を見ながら走ることができますので。
Z-7ユーザーの多くが、?と思っていると思います。Z-7は、なぜかあご紐がDリングなのです。SHOEIさんには「マイクロ・ラチェット・システム」という便利な仕組みがあるのに…です(下記参照)。安全面ではDリングのほうがいいとか、こちらのほうが古風でいいとかそういうことなのかな。惜しいポイントです。
やはり内装を取り外して洗えるのは、便利です。2ヶ月くらいに一度選択していますが、やはり気持ちいいですね。
—
初めてのフルフェイスということで、はじめて被ったときには、視界の狭さと頬の圧迫感で、すこし吐き気がしたのですが…。すぐに慣れて、いまではジェットヘル(J.O)よりもZ-7をかぶることのほうが圧倒的に多いですね。真夏以外はZ-7で良いかなぁと思っています。
最近、ARAIからも「ラパイドネオ」というダクトレスのフルフェイスがでました。こちらも帽体が小さくて、軽いのと、何より見た目が格好いいですね。Z-7を3年ほど使ったら、こちらもありだなと思っています。