Harley-Davidson, Travel, Gadgets, Tennis…
今日はハーレー、エボリューションモデルの中期あたりから搭載されているウインカーのオートキャンセラーについて、書こうと思います。というのも、このオートキャンセラーが結構、故障するらしいんですよね。実際、僕のFXRも左ウインカーが点滅せず、点灯しっぱなしになる症状に見舞われました。幸いモジュールをヤフオクで安く落札できたので良かったですが、このモジュールが結構複雑なので、同じような悩みを抱えている方の参考になればな…と。
さて、ハーレーのオートキャンセラー機能は、1989年頃から一部上位モデル(ツアラー?)に搭載が始まり、1992年には全モデルに共通して搭載されています。モジュールは「#68537-89」というもので、8回のバージョンアップがなされ、最終バージョンの品番は「#68537-89G」となります。ちなみに「#68537-89」の後継モデルは「68570-94B」で、ここからはピンの数が10本から8本になっていますので互換性はありません。
オートキャンセラーの実力ですが、正直かなり貧弱です。というのもツインカムやM8に搭載されているキャンセラーは車体の傾きなどに応じて、消灯してくれるのですが、こちらは単純に走行距離でキャンセルしているように思います。これが少々不便で、交差点の手前からウインカーを付けると、肝心の交差点で消灯してしまうことも多々あります。社外のオートキャンセラーの中には10秒で消灯というものもあり、これはこれで信号待ちでも消灯してしまうため、それよりは良いのですが…。
ハーレーダビッドソン社から現時点でも純正品が購入できるようで(2022年3月)、価格は日本のショップで概ね3.5万円ほど…。高いですよね。V-Twinからも「#32-1523」という品番で同商品が出ていて、価格は174.63ドル(2022年3月)とおおよそ2万円ほどなのでこちらが良いかも知れません。
ちなみにV-Twinからは「#32-1523」のアップグレード版として「#32-7508」が181.33ドルで登場しています。V-Twinの解説によれば、キャンセラーの性能が上がっているとのこと。価格も7ドルほど高いようですが、どうせ購入するならこちらが良いかも知れませんね。具体的にどの程度機能がアップしているかは、わかりませんが、将来純正品が壊れたら、人柱的にチャレンジして見る予定です。