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エボ中期のウインカーモジュール

Published | 2022年3月10日  Photo | --

今日はハーレー、エボリューションモデルの中期あたりから搭載されているウインカーのオートキャンセラーについて、書こうと思います。というのも、このオートキャンセラーが結構、故障するらしいんですよね。実際、僕のFXRも左ウインカーが点滅せず、点灯しっぱなしになる症状に見舞われました。幸いモジュールをヤフオクで安く落札できたので良かったですが、このモジュールが結構複雑なので、同じような悩みを抱えている方の参考になればな…と。

オートキャンセラー

さて、ハーレーのオートキャンセラー機能は、1989年頃から一部上位モデル(ツアラー?)に搭載が始まり、1992年には全モデルに共通して搭載されています。モジュールは「#68537-89」というもので、8回のバージョンアップがなされ、最終バージョンの品番は「#68537-89G」となります。ちなみに「#68537-89」の後継モデルは「68570-94B」で、ここからはピンの数が10本から8本になっていますので互換性はありません。

ハーレー純正品の#68357-89G

#68537-89の機能性

オートキャンセラーの実力ですが、正直かなり貧弱です。というのもツインカムやM8に搭載されているキャンセラーは車体の傾きなどに応じて、消灯してくれるのですが、こちらは単純に走行距離でキャンセルしているように思います。これが少々不便で、交差点の手前からウインカーを付けると、肝心の交差点で消灯してしまうことも多々あります。社外のオートキャンセラーの中には10秒で消灯というものもあり、これはこれで信号待ちでも消灯してしまうため、それよりは良いのですが…。

V-TWIN製の#32-7508

購入方法

ハーレーダビッドソン社から現時点でも純正品が購入できるようで(2022年3月)、価格は日本のショップで概ね3.5万円ほど…。高いですよね。

互換品

ちなみにV-Twinからは「#32-7508」が110ドル(2023年11月)で登場しています。V-Twinの解説によれば、キャンセラーの性能が上がっているとのこと。価格も7ドルほど高いようですが、どうせ購入するならこちらが良いかも知れませんね。具体的にどの程度機能がアップしているかは、わかりませんが、将来純正品が壊れたら、人柱的にチャレンジして見る予定です。

Axel joost elektronik製 #68537-89G互換品

また最近知ったのですが、ドイツの家電量販店「Axel Joost Elektronik」から、「68537-89G」の互換品「Elektronikbox」が発売されていました。こちら純正品よりも機能が大幅にアップしております。上の画像がそうですが、ボタンを押し続ける長さに応じて、豊富な機能がついています。

価格も1万2500円と純正やV-TWINに比べて大幅に安いので、利用するのならこちらが良いかもしれません。短くタップやLED使用可能というのは特に大きいですね。個人的には今のモジュールが壊れていませんが、これにしようかと検討中です。

購入サイト 外部リンク