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MY FXRの発売年、1992年のハーレーカタログを入手!

Published | 2022年1月18日  Photo | --

僕のFXRSは1992年式。1992年は僕が中学生だったのですが、その頃はハーレーダビッドソンどころか、オートバイ自体にち〜っとも興味がございませんでした。まだ田舎の純朴なテニス少年だったのです(下手でしたが汗)。1991年にはターミーネーター2が上映されていたようなので、ハーレーダビッドソンというバイク自体は、とにかく大きなバイクというくらいの認識はあったと思いますが…。ただその程度ですから、自分のバイクが1992年式と言われてもあまりピンと来ないわけです。ただ最近、ぼんやりとメルカリを見ていたら(これが無駄遣いの元凶…)、なんと1992年式のハーレーダビッドソン・ジャパンのカタログが出品されているではありませんか。

出品価格は2,000円。本来は無料のカタログですが、30年保存いただいていたことを考えれば2,000円も頷ける価格。出品されている写真を見る限り、カタログの状態も良さそうですので購入してみることに。

カタログ到着

購入数日後にカタログが到着。思った以上に状態はよく、ほぼ破れなどありませんでした(残念なことに我がFXRSのページのみ少しシミが!)。というわけでカタログを何ページか抜粋しつつ、かんたんにご紹介したいと思います。

ちなみにカタログは、スポーツスターシリーズ、ダイナグライドシリーズ、ローライダーシリーズ(FXR)、ソフテイルシリーズ、エレクトラグライド・ツアーグライドシリーズの5シリーズの紹介となっています。それではまず、スポーツスターシリーズから。

スポーツスター シリーズ

スポーツスターは4モデル構成になっていますね。XLH883、XLH883ハガー、XLH883デラックス、XLH1200というラインアップ。スタンダードモデルであるXLH883やXLH883ハガーは、チェーンドライブを採用しています。一方で上級グレードとされるXLH883デラックスとXLH1200は現行車同様にベルトドライブ。またトリプルツリー(フロントフォークの上にある三叉)は下段部分が素地(ブラック)仕上げとなっており、上位モデルと結構差別化されてる仕様です。

写真が大胆に切り抜かれ、スポーツスターがなんと空中に浮いている状態 笑

ローライダー シリーズ(FXR)

スポーツスターに続くのが、ローライダーシリーズ。FXRシリーズという方が実態に即してると思うのですが、この頃はローライダーシリーズと名付けられていたようですね。ラインアップはスタンダードモデルのFXR(スーパーグライド)から始まり、FXRS(ローライダー)、FXRS-S(ローライダースポーツ)、FXRS-C(ローライダーコンバーチブル)、FXLR(ローライダーカスタム)、FXRT(スポーツグライド)の6モデル展開。当時のハーレーダビッドソンのシリーズ(ファミリーという言葉はまだ使われておりませんでした)の中では、最もモデル数が多いですね。ちなみにFXRが最もスタンダードで、FXRSをローライダーの起点としてスポーツ、コンバーチブル、カスタム、スポーツグライドと派生モデルがあります。最も高額なのは、FXLR(ローライダーカスタム)ですね。

個人的にはローライダーシリーズを名乗る中、タンクに2連メーターがあるFXRSが一番ローライダーを象徴している用に思いますね。ただカタログ写真だと、ヘッドライトの向きが明らかに上に向いていて少しがっかりです。笑

ローライダーの原点モデル。ハイウェイペグなど現在ならオプションになりそうなものが着いていてお得。

ダイナグライド シリーズ

1991年よりラインアップに加わった新開発のダイナグライドシリーズ。1991年に登場した初回モデルは限定生産のFXDB(スタージス)でしたが、1992年にはFXDB(92年は1700台限定)に続いてFXDC(ダイナ・グライド・カスタム)も発売されました。1993年からはFXRが激減して、ダイナが一気にラインアップを拡大しますが、92年はこの2モデルのみ。

ソフテイル シリーズ

2022年の現在では主力モデルのソフテイルも、この頃は4モデルのみ(FL系2モデル、FX系2モデル)の控えめな展開。1984年の登場から8年を経て、まだこの程度なので米国ではあまり人気がなかったのでしょうか。ちなみに92年のラインアップはFLSTC(ソフテイル・ヘリテイジ・クラシック)、FLSTF(ファットボーイ)、FXSTS(スプリンガー・ソフテイル)、FXSTC(ソフテイル・カスタム)でした。ファットボーイは前年のターミネーター2の上映で人気を博していたのでしょう。カタログ内で取り扱いも大きかったです。

エレクトラグライド シリーズ(現行ツアラー)

ツアラーモデルは当時、エレクトラグライドシリーズまたはツアーグライドシリーズと呼ばれていました。ラインアップは5モデルで、現行のFLTR(ロードグライド)の先祖であるFLTC-Ultra(ツアーグライド・ウルトラクラシック)、FLHTC-Ultra(エレクトラグライド・ウルトラクラシック)、FLHTC-Ultra S/C(エレクトラグライド・ウルトラクラシック・サイドカー)、FLHTC(エレクトラグライド・クラシック)、FLHR(ロードキング)の先祖であるFLHS(エレクトラグライド・スポーツ)。ロードキングがスポーツモデルであったことには驚きますね。

諸元表一覧

最後に諸元表一覧です。いや、このカタログ非常に面白かったです。2000円の価値、ありました笑

スポーツスター
FXRローライダーシリーズ、ダイナグライドシリーズ
ソフテイル、エレクトラグライド、ツアーグライドシリーズ