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ハンドルを10inchから、12inchへ変更

Published | 2021年2月27日  Photo | --

これまで大阪の名店「トランプ」が開発・販売している「ナローエイプバー」を1年ほど使ってきましたが、やはりどうにもしっくりこない。ハンドル自体は良く出来てるのですが(特にグロスブラックの塗装は素晴らしい)、僕の体のサイズや乗り方に微妙に合ってないんですよね…。

具体的には10インチエイプはハンドル位置が低く、かといってハンドルを立てると(前方に倒す)背中が張って痛い。僕には10インチは、短いのだろうな…と悩む日々でした。ただ、ナローフォーク(2003年くらいまでのダイナやスポーツスターなんかについてる細めのフォーク)にエイプバーをつけるなら、10インチくらいまでじゃないとダサいだろう…と思うんですよね。

が!

いろいろと考えた末に「禁断(笑)の12インチエイプバー」への交換を決意しました。理由は、最近1回のツーリングで走る距離が、1日300〜350kmが当たり前になったからです(FXRは高速移動も快適というのが大きい)。そもそも走りを犠牲にしてまで、見た目に拘るのは本末転倒だし、何よりもうそういう年齢じゃないだろうと笑

購入

こちらが商品のDS製12インチナローエイプバー。配線中通しもできるようになっています。

購入したのは、ドラッグスペシャリティーズ製の12インチナローエイプバー。フォークがナローなので、もちろんナロータイプを選択です。トランプのナローエイプと比較して、サイズの違いは以下の通り。数値だけで行くと、あまり変わりませんが、おそらくグリップの位置がトランプ製と比較して立ち気味なので、乗ってるみると数値以上に体感差があるはず。

価格全幅全高プルバック
DS製14,000円762mm305mm203mm
トランプ製19,800円750mm260mm180mm
差分-5,800円+12mm+45mm+23mm
トランプ製と比較して一回り大きく、ハンドルが立っている感じですかね。
ミスミエンジニアリング製のライザー。15mmプルバックされているのが特徴です。

今回はライザーは交換なし(ミスミエンジニアリングの15mmプルバックライザー。ちなみに高さは5cm)としました。そもそもライザーが15mmプルバックされているので、ハンドルプルバックと合わせて220mm近いプルバックになります。これは楽そう!

取り付け完了・比較

さて、注文から1週間ほどでハンドルが手元に届き、早速週末に取り付けです。事前にケーブル類は測定していましたが…。ドキドキしながら装着したところ、無事に流用可能でした。むしろ10インチのハンドルではケーブルがやや長すぎたので、丁度良い感じになりました。これも嬉しいポイント。

ただ、かなり見た目が変わるんだろうなぁと思いながら、組み付けましたが…。あれ? あんまり変わらない。よく見るとたしかに2インチ分の差は感じますが、全体のルックス、印象はほぼ同じ…いや、トランプよりもグリップエンドが立気味な分、かっこよくなった気がします笑。おお! これはアリですね。あとは肝心の乗り味がどうか…です。

画像内の白い太い線が12インチの高さ。破線が10インチの高さです…分かりづらくてすみません汗

試乗インプレッション

走り出した瞬間、違いがわかりました。めっちゃ良くなっています。まず、明らかにハンドル位置が高い! これはそもそもハンドル自体の高さが45mm高いのに加えて、グリップが立気味であるのが大きい。トランプのハンドルはグリップが手前に寝ていたので、その差も入れると60mmくらい高いのかもしれません。僕の身長(175cm)だと、肩口からグリップまで、おおよそ水平に腕が伸びる感じですね。

週末に100kmほど走ってみましたが(マフラーを変更したのもあったので、合わせて)、まったく疲れませんでした。あとは300〜400kmほど走ってみてどうかですが、今回は「これは疲れないだろう」という確信がありますね。以前ソフテイルに乗っていたときにも12インチバー(ナローではないが)をつけていて全く疲れ知らずでしたが、同じ感覚なんです。いやー、最初からこうしておけばよかった。「12インチエイプは、ナローフォークには合わない」と決めてつけてしまっていた自分を叱りたい…笑

最後に…正面からの比較写真

12インチハンドル装着後。
10インチのナローエイプバー。