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Joy Ride製 ダブルシートの装着

Published | 2021年9月12日  Photo | --

数日前、ハンドルをデイトナ製コンフォートハンドルに交換しましたが、どうにもハンドルが遠い。やっぱりエイプに戻そうかなと思いましたが、もしかするとシートが薄すぎるのかも…と思うに至りました。しかも、現シートは薄いのに加えて、形状的にかなりリアよりに座ることになっています。それがハンドルが遠い原因かなと。形状はシングルシートが、文句なく気に入っているのですが、ダブルシートに交換してようと決心。ロングツーリングでもリアシートがあれば、シートバッグが簡単につけられますしね。

シートの選択

シートはFXRノーマルに近い、ダブルシートを選択することにしました。最初はガンファイターシートも良いかなぁと思ったのですが、リアにシートバッグがつけられないですし、タンデムも出来ません。またいまいち気にいるガンファイターシートが売ってないんですよね…。長野にあるカスタムショップ「ロウズマジックマシン」さんのガンファイターシートはかなり格好いいのですが、すこし薄すぎて現在のシングルシートと大きな変化がなさそうなので止めました。試走できれば違ったかもしれませんが…。

ロウズマジック製のガンファイターシート。かなりかっこいいのですが。

というわけで、ノーマルライクなシートの選択に入ります。ヤフオクなのでノーマルシートでもよいかなと思ったのですが、まず高いのと(前回はヤフオクで3.5万円で購入。その後なぜか3.8万円くらいで売れて命拾いしました)、結構ヤレてるのが多い。そしてシートのリア周りが少し幅広なのが、気になっていました。

シートのリア部分、少し幅が広すぎるように感じるんですよね。

ノーマルライクなシートを探していると、候補としては2つでした。

STER MOTORCYCLEさんのダブルシート。

シートの形状は、STERさんの方がカッコいいのですが、こちらは「高発砲ウレタンを使って振動を少なくし、ロングツーリングを快適にしています」というのがウリなのだとか。僕は振動が大好きな変態ですから、このシートは見た目は良いのですが、お見送りということになりました。

一方、JOYRIDEさんのシートは「ただのウレタンスポンジ」で作られていると思われ、振動という面では問題なし。またシートの厚みや腰回りのサポート(シートの盛り上がり)も十分で、ハンドルが随分と近くなりそうでした。それでいて、ノーマルでは気になっていたリアまわりの幅も、カスタムシートらしく絞られていてかっこよさそうです。価格はすごく高かったですが、前のシートをヤフオクで売却できたので、購入を決意。GO!!

シート到着

ちょうど、ネットショップに在庫が1つあり即納でした。注文2日後には、自宅に到着。さっそく開封していきます。それにしても、届いたときのダンボールはデカ過ぎました。ネットショップの写真が少なかったので、形状が期待通りか心配でしたが…杞憂でしたね。形状はもちろん、表面・裏面ともに丁寧に作られておりホッとしました。

到着したシート。ネットショップの写真とは異なり、かなりいい感じです。
裏面も丁寧に作られています。

装着

さっそく装着してみましょう。まずはシングルシートを外して、ダブルシートを組み込みます。10分作業ですね。下記写真は、自宅から少し行った場所にて撮影したものですが…カッコいいです。以前のノーマルシートと異なり、形状もスリムで、個人的な好みでいうとシングルシートに勝るとも劣らないルックス。またリアシート部分もフラットになり、シートバックも安定して設置できそうです。これはなかなかいいですよ!

ルックスはかなりいい感じです。
フレームに沿ったシートラインでスリム。厚みがありながら、脚付きも申し分なしです。
純正ノーマルシート。JOYRIDEシートと比べ少し幅広なのがわかります。

100km試乗レビュー

さて、肝心の試乗です。今回は「シングルシートが薄く、形状的にリア寄りに座ることになるため、ハンドルが遠い」というのが課題でしたが、解消されるのでしょうか。

2つのシートの比較。縮尺が違うので厳密な比較は出来ませんが、シートポジションは、大幅に変わるのがご理解いただけるかと。

まず、走り出してすぐ、かなりフロントよりになったポジションにびっくりしました。「ちょっと前に座りすぎでは?」と思うほどで、もう違和感というレベル。しかしニーグリップやフットペグの位置からして、これも前すぎるということはないのだとわかります。ただハンドルは、かなり近くなって伸び気味だった肘がかなり余裕がでています。シートに座って自然に手を伸ばしたところにハンドルがある…という感じでしょうか。

シート自体、フレームに沿って絞り込まれていてスタイル、足付きともに上々です。

本来、これがオートバイの適性ポジションなの…でしょうね。これまではハンドルを8.5inchプルバックライザー+ドラッグバーにしたり、エイプにしたりしましたが、肩こりの元凶はシートだったのかも。思えば、過去に乗ってきたバイクもシングルシートで薄型好きでした(more 振動! だったので)。きっと、ハンドルが遠くなりすぎていたのだろうと思います。

この装備で、今後は走っていこうと思います!

実際に走ってみても、腕にほとんど力が入ることなく運転できます。エイプと比べると、楽さという点ではあまり変わらない気がしますが、まぁノーマルライクなハンドルなので運転はエイプよりかなりしやすいですね。ワイヤー類は当面そのままにしようと思っているので、気が向けばエイプに戻せば良いですしね。

シート単体では、FXRのノーマルシートに近い腰のホールド性で加速時はもちろん、通常走行時でも安定しています。ただノーマルとの違いは、クッション性。これはノーマルが30年近く前の物になりヤレているのはあると思いますが、JOYRIDEのものは程よく固く好印象でした。

長距離(300km)試乗レビュー

伊豆スカイラインまで300kmオーバーのツーリングをしてみました。

とは言え、近所を100kmほど走るだけでは、本当のところはわかりません。ということで、週末に東京から伊豆まで往復330kmをツーリングしてみました。結論、問題なく走り切ることができました。エイプだと200kmを超えるあたりから背中が痛くなっていたのに対し、こちらのハンドルとシートでは背中の痛みもなく、肩も凝りませんでした。もちろんシングルシートより、お尻のダメージも少なめです(分厚いから当然!?)。

前後1inchダウンしているので攻めた走りは出来ませんが、自分のような下手っぴでもほどほどに楽しくワインディングを走れるようになりました。

またシート高が上がり+前に座ることで自然とニーグリップが出来るようになったおかげか、伊豆スカイラインのワインディングもスイスイ走れるようになっています(元が下手なのと、エイプと比較したら当然だと思いますが…)。

シートはシングル→ノーマル→シングルと悩んでいましたが、こちらのシートにして正解だったと思います。ハンドルはまだ変更する可能性はありますが、シートはこれなら末永く、使っていけそうな気がします。高い買い物だっただけにホッとしました。